病気によるもの忘れが怖いのは、ご本人が忘れていることに気づいていないということです。
もの忘れの自覚があり病院に行かれる方の多くは認知症ではなく、本当に認知症になっている方は、ご家族の説得でお越しになられます。
認知症はご家族を巻き込んでしまうのが大きな特徴で、自分の親から「あなたは誰?」と言われることや、場合によっては「あなたが私の物を盗ったんでしょう!」と疑われることもございます。
身を粉にして介護をされているご家族からしたら、こんなに悲しいことはありません。
当院には、親御さまをお連れになる方は珍しくなく、むしろそうやって身近な人から連れて来られない限り、ご自身では気づくことなく認知症が進行していってしまいます。
ご家族でもの忘れの症状が見られましたら、お早めにご相談にいらして下さい。